「AWS SAAの参考書を1周したのに、模試でほとんど正解できない」
僕はまさにこの状態でした。AWSを業務で使った経験がないまま学習を始め、参考書を1周した後に受けたUdemy模試①の正答率は30%。サービス名を見たことはあっても、問題文の条件から適切なサービスを選ぶ力は足りていませんでした。
それでも、2026年6月15日から9月5日までの約3か月間で約180時間学習し、AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト(AWS SAA)に725点で合格できました。
この記事では、AWS実務未経験・ITエンジニア歴約3年の僕が実践した、参考書とUdemy模試の使い分け、演習モードと試験モードの使い分け、誤答復習の方法をまとめます。
※本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。紹介している教材は、僕自身がAWS SAAの学習で使用したものです。
AWS実務未経験でも約180時間で725点に合格できた
僕はJava、SQL、Linuxなどを使うITエンジニアとして働いています。ただし、AWSを業務で扱った経験はありませんでした。
AWS SAAを受ける前は、クラウドのサービス名を断片的に知っている程度です。EC2、S3、RDSといった代表的なサービスは聞いたことがあっても、「この要件なら、なぜそのサービスを選ぶのか」までは説明できませんでした。
学習期間は2026年6月15日から9月5日までの約3か月間で、総学習時間は約180時間です。参考書を読んで全体像を把握し、Udemyの模試6回分を解きながら、理解が曖昧な分野を洗い出しました。
参考書を1周した後に受けた初回模試①の正答率は30%でした。正直、かなり焦りました。
ただ、今振り返ると、30%という数字そのものよりも「どの分野で、なぜ間違えたのか」を把握できたことが大きかったです。そこから復習方法を変え、直前期は苦手分野へ絞って確認しました。
この記事では、合格までに実践した勉強の手順を紹介します。模試の点数が伸びず、教材を増やすべきか迷っている人の参考になればうれしいです。
AWS SAAを取得しようと思った理由
AWS SAAを勉強しようと思った理由は、主に2つあります。
現在の現場でAWSに触れる機会に備えたかった
現在の現場では、今後AWSに触れる機会があるかもしれません。
実務で使う機会が来てから慌てて学ぶより、先に基本的なサービスや考え方を理解しておきたいと思いました。AWS SAAの学習を通じて、少なくとも「どんなサービスがあり、どのような場面で使われるのか」を把握しておくことが目的でした。
資格を取ること自体がゴールではなく、クラウド案件やAWS関連のタスクに関わるための土台づくりとして考えています。
資格手当で少しでも年収アップにつなげたかった
もう1つの理由は、資格手当です。
AWS認定資格には有効期限がありますが、勤務先では取得後に毎月の資格手当が付きます。低年収ITエンジニアとして収入を改善したい僕にとって、資格取得はすぐに取り組める行動の1つでした。
もちろん、資格だけで年収が大きく上がるわけではありません。実務経験、設計力、担当できる範囲も必要です。
それでも、資格手当で収入を少し改善しながら、AWS案件へ挑戦する土台を作れるなら、取り組む意味はあると考えました。資格手当の対象や支給条件は会社ごとに異なるため、受験前に自社の規定を確認しておくのがおすすめです。
参考書とUdemy模試は目的を分けて使った
今回使った教材は、参考書とUdemyの模擬試験問題集が中心です。
教材を増やしすぎず、それぞれの役割を分けて使いました。
参考書はAWSサービスの全体像をつかむために使った
最初に使ったのは、『徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト教科書 第3版』です。
この参考書は、AWSサービスの全体像や、分野ごとの特徴を把握するために使いました。サービス名を個別に暗記するのではなく、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーク、セキュリティといった分野ごとに整理して学べたのが良かった点です。
一方で、参考書を読むだけでは試験問題に対応できませんでした。
実際、1周した後の模試①は30%です。サービスの概要を知ることと、設問の条件から最適な選択肢を選ぶことは別だと分かりました。
僕がAWSサービスの全体像をつかむために使った参考書はこちらです↓↓↓
Udemy模試は苦手分野を見つけるために使った
問題演習には、Udemyの『AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)』を使いました。
Udemy模試の役割は、合格判定ではありません。僕にとっては、理解が曖昧な分野を見つけるための教材でした。
初回は①30%、②41%、③35%、④43%、⑤38%、⑥34%でした。別問題なので単純比較はできませんが、初回演習では安定して正解できていなかったことが分かります。
特に苦手だったのは、IAMなどの認証・認可、S3、CloudFront、ネットワーク、サーバーレス、環境自動化です。問題を解くたびに、「サービスを知らない」のか、「似たサービスとの違いが曖昧」なのかを確認しました。
模試演習と誤答復習に使ったUdemy講座はこちらです。
AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
※Udemyの価格やセール状況は変わるため、購入前に確認してください。
教材を増やすより、使い切る方を優先した
模試の正答率が30〜40%台だった頃は、「別の教材を買った方がいいのでは」と何度も思いました。
ただ、今振り返ると、必要だったのは新しい教材ではなく、すでに持っている参考書と模試の復習でした。
新しい教材を増やすと、理解が浅いまま学習範囲だけが広がります。まずは間違えた問題を見直し、参考書の該当箇所へ戻り、もう一度説明できる状態にする方を優先しました。
模試30%のときに必要だったのは、新しい教材ではなく、間違えた理由を見直す時間でした。
演習モードと試験モードは課題別に使い分けた
Udemy模試では、演習モードと試験モードを目的別に使い分けました。
演習モードは理解を深めるために使った
演習モードは、回答ごとに解説を確認しながら進める方法です。
参考書を1周した後や、苦手分野を復習するときに使いました。知らないサービスが出たときや、複数選択問題で迷ったときに、その場で解説を確認できるためです。
特に、似たサービス同士の違いを確認する際に役立ちました。たとえば、S3とEFS、ALBとNLB、CloudFrontとGlobal Acceleratorのように、用途が近く見えるサービスは、問題文の条件と照らし合わせて理解する必要があります。
ただし、演習モードだけでは本番の時間感覚はつかめません。解説をすぐ確認できる分、時間制限の中で判断する練習には向かないと感じました。
試験モードは時間配分と現在地の確認に使った
試験モードは、まとまった時間を確保できる日に使いました。
本番に近い形で問題を解くことで、設問を読むペースや、複数選択問題に時間を使いすぎていないかを確認できます。
ただ、試験モードの結果だけで「自分は合格できる・できない」と判断しないようにしました。僕の場合、初回の正答率は低かったですが、そこで必要だったのは落ち込むことではなく、復習対象を決めることでした。
試験モードは現在地を確認するためのもの、演習モードは理解を深めるためのものです。この役割を分けると、点数に振り回されにくくなります。
知識の確認なら演習、時間の確認なら試験モード
使い分けはシンプルです。
- サービスの役割や違いが曖昧なとき:演習モード
- 問題を解く時間や集中力を確認したいとき:試験モード
- 試験モードで迷った分野を復習するとき:演習モードに戻る
試験直前の9月5日当日も、午前中に模試①〜③を演習モードで確認し、④〜⑥は誤答問題を見直しました。新しい問題を増やすより、迷った内容を最後に確認する方を選びました。
模試の誤答は原因別に復習した
模試で間違えた問題は、すべて同じ方法で復習したわけではありません。
僕は誤答を大きく3つに分けました。原因を分けることで、次に何を確認すればよいかが明確になります。
知識不足:サービスの役割を説明できなかった問題
1つ目は、サービスの役割を説明できなかった問題です。
サービス名を見たことはあるものの、「何を解決するためのサービスか」が言えない場合は、参考書や解説に戻りました。そのうえで、自分の言葉で一文にまとめます。
たとえば、単に「CloudFrontはCDN」と覚えるのではなく、「世界中のユーザーへコンテンツを低遅延で配信したいときに使う」と説明できる状態を目指しました。
2択ミス:似たサービスとの違いが曖昧だった問題
2つ目は、2択まで絞れたものの、最後に間違えた問題です。
このタイプは、知識がゼロというより、選択基準が曖昧な状態でした。正解のサービスだけでなく、もう一方がなぜ問題文の条件に合わないのかを確認しました。
AWSの試験では、複数の選択肢が一見正しく見えることがあります。そのため、「できること」ではなく、「最もコスト効率が高い」「運用負荷を最小化する」といった条件で選ぶ練習が必要でした。
条件見落とし:複数選択や要件を拾い切れなかった問題
3つ目は、問題文の条件を見落とした問題です。
「高可用性」「最小限の運用負荷」「最もコスト効率が高い」などの条件を読み落とすと、知識があっても正解を選べません。
複数選択問題では、選択肢を何となく選ぶのではなく、設問の条件を1つずつ満たすか確認するようにしました。
復習の終わりは「説明できるか」で判断した
解説を読んで「分かった気がする」で終わらせないことも意識しました。
復習後は、「なぜこれが正解なのか」「なぜ他の選択肢ではないのか」を説明できるか確認します。口に出して説明するか、短くメモに書く方法がおすすめです。
説明できなければ、まだ理解が曖昧だと判断できます。時間はかかりますが、同じような問題で迷う回数は減っていきました。
直前期は苦手分野に絞って確認した
試験直前は、全範囲を最初からやり直しませんでした。
初回模試や誤答復習で迷いが多かった分野に絞り、理解を固めることを優先しました。
直前期に重点的に確認した分野
直前期に重点的に確認したのは、以下の分野です。
- VPC、ネットワーク、配信
- S3を中心としたストレージ
- EC2、RDS、CloudFront
- Lambdaなどのサーバーレス
- IAM、認証認可、セキュリティ
- 環境自動化、運用上の優秀性
これらは、知識不足だけでなく、2択で迷ったり、設問の条件を見落としたりすることが多かった分野です。
直前期にやらなかったこと
直前期に避けたこともあります。
- 新しい教材を増やすこと
- 参考書を最初から読み直すこと
- 正答率だけで学習内容を決めること
直前は不安になりやすいですが、勉強範囲を広げすぎると、すでに学んだ内容まで曖昧になります。
僕は「過去に間違えた問題」「迷った選択肢」「苦手だと分かっている分野」に戻る方を優先しました。
仕事と両立するため、復習を小さく区切った
平日にまとまった時間を取れない日は、「今日はIAMの誤答だけ」「今日はS3の問題を数問だけ」と小さく区切りました。
資格勉強を続けるうえで大切だったのは、毎回「今日は何を勉強しよう」と考えすぎないことです。やる内容を小さく決めておくと、仕事終わりでも着手しやすくなります。
勉強時間を確保することも大切ですが、始めるまでの負担を減らすことも、生産性を上げる工夫の1つでした。
まとめ:AWS SAAは模試を解いた後の復習で変わった
AWS SAAの学習で、特に効果を感じたのは次の4点です。
- 参考書はAWSサービスの全体像を知るために使う
- Udemy模試は苦手分野を見つけるために使う
- 演習モードと試験モードを目的別に使い分ける
- 誤答を原因別に分け、説明できるまで復習する
参考書を1周して初回模試30%だった僕でも、復習の方法を変え、苦手分野を絞ることで725点に届きました。
模試の正答率が低いと不安になりますが、点数は現時点の理解度を示すものです。合格できない証拠ではなく、次に復習する範囲を知る材料として使う方が前に進みやすいと思います。
まずは1回分の模試を解き、誤答を「知識不足」「2択ミス」「条件見落とし」に分けてみてください。次にやるべきことが、少し見えやすくなるはずです。
模試30%を見たときの本音や、勉強法を変えるまでの迷い、試験当日の記録はnoteにまとめました。教材の使い方ではなく、勉強中に感じていたことを中心に書いています。
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